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8.252022
「原田泰治の世界」が立体的な銅板細工でお楽しみいただけます♪
只今、当館2階ギャラリーさざなみでは
山極千三 銅板細工「原田泰治の世界」を開催しております。
滋賀県出身の板金職人 山極千三さんが、銅板細工の技法を用いて原田泰治さんの絵を表現した作品36点をご覧いただけます。
本展のきっかけは昨年8月、千三さんが当館へご来館になった際に、原田泰治先生に作品をご覧いただく機会がありました。原田先生も作品を大変気に入られ「面白い、僕の美術館で展示会しましょう!」と楽しみにされていました。
残念ながらその年の12月、千三さんは患っていた病気が悪化して帰らぬ人となってしまいましたが、ご家族の皆様が意を引き継ぎ、この度 本展の開催が実現いたしました。
皆様ご存知の通り…
原田泰治さんの絵は「虫の目」で描いているので葉っぱ一枚一枚、本当に細かいのです。
それを銅板を細かく切り抜き、叩き、彩色して見事に再現しています!
そして何といっても魅力的なのが、半立体になったことで、
まるで絵の中に入り込んだような不思議な感覚でお楽しみいただけます。
千三さんがコツコツと愛情込めて作り上げた、もう一つの「原田泰治の世界」をぜひ皆様にもご覧いただけたら幸いです。
また、銅板細工の技法でつくられた昆虫も一緒に展示しています。
ほぼ実物大で出来ていて、トンボの羽の模様や、ハチの巣など細かなところまで作り込まれているので本物かと思うくらいです。
カブトムシにクワガタ、オニヤンマ、カマキリ、フンコロガシ…まだまだいっぱいいます。
こちらは子供たちに大人気の展示です!
展覧会詳細はこちらをクリック→ 山極千三 銅板細工「原田泰治の世界」