スタッフブログ
8.82019
[デザインの世界][二人の友情展]オープニングセレモニーが開催されました。
昨日7日、二つの新企画展[原田泰治 デザインの世界]、[原田泰治×さだまさし 二人の友情展]の開催を記念して、原田泰治氏ご出席のもと、オープニングセレモニーが執り行われました。
暑い中、美術館には多くの来館者が訪れ、新たに始まった企画展をお楽しみくださいました。
第一展示室にて開催中の[原田泰治 デザインの世界]展は、素朴画家・原田泰治のもうひとつの顔、グラフィックデザイナーとしての作品を集めた企画展です。
諏訪信用金庫、長野日報社、平安堂など、長野に暮らす人々にはお馴染みの企業ロゴやマークも、実は原田泰治氏によってデザインされたものなのです。本展覧会では、そうした長野県内の企業や自治体を中心に、原田泰治氏がこれまでに手掛けた数々のデザインをご紹介します。
そして原田泰治氏のデザインを一堂に集めて展示するのは、本展覧会が初の機会となります。「このデザイン展では、皆さんが何気なく生活している中で『あ!あのマークも原田泰治のデザインなんだ!』という驚きがたくさんあると思います。それを楽しんで観ていただきたい」と語る原田泰治先生。
長野の暮らしと自然の中に豊かに溶け込んでいる原田泰治のデザインを、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。
一方、第二展示室では[原田泰治×さだまさし 二人の友情展]を開催中。
原田泰治氏の長年の親友であるとともに、当館の名誉館長でもあるシンガーソングライター・さだまさし氏。二人の出会いは今から40年前、さだまさし氏が東京・四谷の本屋で原田泰治氏の絵本「さだおばさん」を手に取ったところから始まりました。以降、二人はともに多くの旅に出掛け、互いの作品に共感し合いながら、現在までその友情は続いています。
本展覧会では、さだまさし氏の歌詞と原田泰治氏の絵を合わせた三冊の詩画集「こすもすの詩」「やまざくらの詩」「れんげそうの詩」(講談社)に収録された作品原画49点を、さだまさし氏の歌詞とともに展示しています。
さだまさし氏とともに取材したハワイ・マウイ島を描いた「ジャカランダの丘」(1993)を来館者と一緒に見る原田さん。
[原田泰治 デザインの世界]、そして[原田泰治×さだまさし 二人の友情展]。原田泰治氏のデザインと絵画、両方の世界をお楽しみいただける企画展となりました。
原田泰治氏は「僕にとって絵画とデザインは人生の両輪のようなもの。どちらも欠かすことはできないものです」と語ります。
夏休み、家族皆さんで原田泰治美術館へお出かけになり、[原田泰治の世界]を満喫していただきたいと思います。
会期はいずれも2020年1月13日(月曜祝日)まで。
スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。